FUJINON XF60mmF2.4 R Macroの絞りf/4を観る


マクロ領域をカバー出来る中望遠レンズ「XF60mmF2.4 R Macro」は、絞り開放値ではf/2.4。f/2.8レンズと比べると少しだけ明るい。その僅かな数値の違いにコダワリがあるのでしょう。

最大撮影倍率が0.5倍が気になる人が居るかもしれませんが、このレンズは中望遠レンズだけど寄れるマクロ機能が付いている感じ。

まずは絞り開放f/2.4で撮影した画像。ボケのイメージを確認したいので、被写体の前後にも花を配置した構図をとってます。

画像データは、ホワイトバランスは日陰、絞り優先AEでf/2.4、シャッタースピードは1/850、露出補正は+0.66、ISOは400。フィルムシミュレーションはPROVIA。

フジノンレンズ全体に言えますが、ボケの表現がなだらで好感が持てる。APS-Cセンサーと言えども被写体が浮き上がるようにボケます。ボケ過ぎ?

そして、絞り開放からf/4まで絞るとこんな表現になります。前後のイメージを活かすならボケはこの位がいいかな。最大撮影倍率が0.5倍でも、コンパクトなf/2.4レンズは接写からポートレート、そして風景の切取りと幅広く活躍します。

AF合焦スピードはノンビリ。ファームウェアのアップでAF精度は幾らか上がった感じがしました。