【発表】LEICA M10(Type3656)


Mシリーズの最新モデル『LEICA M10』がドイツ・ウィスラーのライカ本社にて正式に発表されました。販売価格は、ボディのみで〔918,000円(税込み)〕としています。
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LEICA M10 機能・仕様

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イメージセンサーは新開発の24MピクセルのフルフレームCMOSセンサー、これに新しい画像処理エンジン「Maestro-II」を搭載。これら高性能ユニットによって最高感度〔ISO50,000〕での撮影を可能にしています。
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新しいM型カメラは動画記録機能を省いて写真のみに撮影を絞っていますが、LEICA M(Typ240)で採用された外付けビューファインダー[電子ファインダー・ビゾフレックス]によるライブビュー撮影には対応。ただし、新しいビゾフレックスは接続端子部分をホットシュー式に変更。これによって[LEICA TL]に用意される電子ファインダーと互換性をもたせています。

また、動画記録機能をもつ『LEICA M(Typ240)』は、M10と住み分けができるため販売は継続されます。
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『M9』から35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したことによって、ボディの厚みが増してしまう弊害がおきました。ボディの厚みは〔LEICA M9:39ミリ〕(LEICA M:42ミリ〕と、高機能になるにつれボディの厚みは増していきました。しかし、M10では部品の小型化に成功によって厚みを【38.5ミリ】と、フィルムカメラの[M7][MP]と同等【38ミリ】にすることができました。

新たな機能としては、M型シリーズに初めて搭載されるWi-Fi機能があげられます。IEEE 802.11b/g/nに準拠するこの機能は、iOSアプリと連携してスマートフォンへ写真を送信したり、またはリモート操作で撮影や設定変更を可能にしています。
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M10のボディは、マグネシウム合金によるフルメタル仕様で外装は真鍮、液晶モニター保護には「Gorilla®ガラス」を採用して耐久性を上げています。また、外装部分にはシーリングが施されており簡易的な防滴・防水の役目をはたしています。
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なお、ボディ外形寸法は約139×80×38.5mm。重量は約660g(バッテリー含む)。