【熊本地震後】JR阿蘇赤水駅〈FUJI-X撮影〉


皆様もご存知のとおり、熊本大分は強い地震により甚大な被害をうけました。

私は、4月14日の地震が本震と思っていたので、あとに続くのは余震で小さく、この日に起きた地震以上の被害はでないだろうと高を括っていました。

驚愕の本震

しかし、予想外だった本震が、4月16日深夜(1時25分)最大震度7で発生。就寝中に襲われましたが、用意していた緊急避難用のバッグを持ち出し自家用車へ避難。携帯ラジオから得られる情報で、地震発生源が益城町・熊本市内周辺だけでなく、阿蘇方面にまで広がっており、かなり広範囲に被災していることが分かりました。

強い余震が続くため、避難した車内で夜明けを迎えましたが、ラジオからは熊本市方面の被災状況の他、阿蘇大橋の崩落、阿蘇方面の被害と阿蘇神社倒壊というショッキングな情報が立て続けに入り、大きなショックを受けました。

本震発生から約2ヶ月が過ぎ、生活圏は一部地域をのぞいて概ねが復旧。しかし、熊本市方面〜阿蘇方面へアクセスする主要道路【国道57号線】が、外輪山の崩落と地滑りにより寸断され全面通行止め。今現在でも復旧のめどは立たず、外輪山を経由する迂回路を通らないと往来できません。

地震後の阿蘇

先ほどの説明どおり、熊本市方面から阿蘇市・南阿蘇村へ向かうためには外輪山の迂回路を経由しなければ、阿蘇の目的地へたどり着くことができません。
阿蘇迂回路ミルクロード渋滞[県道23号線]
迂回路は、通称『ミルクロード』と呼ばれていますが、国道57号線の迂回路として交通が集中するため渋滞が慢性的に発生。熊本地震前のミルクロードは観光ルートみたいなものだったため、土日祝日でも交通の流れはスムーズ。しかし、現在は渋滞でノロノロ運転が日常的になりました。

赤水[阿蘇市]

ミルクロードの迂回路で「大津町」が始点とすると「赤水」終点。赤水にはJR豊肥線の『赤水駅』がありますが、南阿蘇地区の外輪山崩壊によって線路は根こそぎ消失。
錆びた線路[阿蘇赤水駅・JR豊肥線]
現在列車の往来はなく、使われないレールの表面には赤錆が浮いて来ています。
熊本地震で脱線した列車[阿蘇赤水駅]
赤水駅から北方面を眺めると、地震で脱線した列車車輛が見えます。地震の影響かレールが歪んでいるのがわかります。
踏切を塞いでいた列車[JR阿蘇赤水・県道23号線]
地震発生時は、2両編成の列車車輛が踏切内で立ち往生して【県道23号線】を寸断していたのですが、連結を外して撤去することができました。現在、踏切の線路はアスファルトで埋められ、列車は赤水駅へ移動してあります。
地震運休で列車が通らない阿蘇赤水駅
現在のところ、JR豊肥線の立野〜阿蘇赤水区間の復旧のメドは全く立っていません。崩壊した阿蘇外輪山が脆くなっていることが判明しているので、同じ場所に線路を通すことができないからです。
九州横断特急プレート[JR阿蘇赤水駅]
この駅を再び列車が通るようになるのは、いつの日のなるのでしょう。

次回エントリーは、『断層 阿蘇赤水・内牧』です。