海外の情報で『FUJIFILM X70』の開発に再度Goサインがだされたと噂が上がっています。
みなさんもご存知のとおり、コンパクトデジタルカメラ市場の売上は右肩下がりで、各カメラメーカーでは規模縮小や廃止の方向で進んでいます。そんなジャンルでも、最近はハイスペックモデルの人気が高く、高性能コンデジ路線はしばらく安定しています。
FUJIFILMの高性能コンパクトデジタルといえば『X100T』と『X30』の二機種。両機とも順調な販売数をあげてモデルチェンジは三回おこなわれ、メーカーの方向性を考えると、ある程度「やることはやった!」感のある熟成度です。
しかし、両機を愛用or購入検討するユーザーからは、X100Tなら「もう少しボディを小さく」。X30なら「もう少しイメージセンサーを大きく」。といった要望が少なからずあるようで、その中間をとったモデルとして『FUJIFILM X70(仮)』が出てくる可能性があるわけです。
写真愛好家が気になるのは、X70に搭載されるイメージセンサーのサイズとレンズの明るでしょう。実際この2点でボディサイズはおおよそ決まってきます。
FUJIFILM X30が登場したとき、次期モデルでセンサーの大型化を希望する声が上がったのですが、これに対してFUJIFILM側は「大型センサーが欲しいばあいはX100Tを選んで下さい」とコメントしています。この発言を、X30発売当時だから発したと考えると、X70の登場は先のことなので、その時はそのようなコメントになったのかもしれません。
予想(希望)すると、『X70』は『X30』より大きいイメージセンサーを積むことは間違いないと思ってます。さすがに、2/3″センサーと単焦点レンズを積んだモデルがX70になるとは思えません。あまりにも顧客満足度がないです。たぶん1インチか、それに近いセンサーを載せてくるのではと勝手に言っておきます。
一番の問題はレンズでしょう。ズームを積めば「単焦点がよかった」ですし、単焦点を積めば「ズームが欲しい」とユーザーは発言するでしょう。しかし、ここは画質を優先させて単焦点レンズを積むと思っています。大きめのセンサーに明るい単焦点レンズ、これなら何とかボディの小型化か可能でしょう。
海外では、35ミリフィルム判換算で『35mm f/2.8』レンズ搭載の可能性を示唆しています。私的には、もう少し頑張って『35mm f/1.4』が積めないのかと期待しています。また、焦点も『28mm f/1.4』や『40mm f/2.0』なども面白そうです。
ちなみに焦点距離『35mm 』レンズが採用されたコンパクトボディなら、往年の名機『CONTAX T』みたいで、かなり所有欲がそそられますね。
ファインダーは、当然EVFを搭載してほしい。OVFでは正確なフレーミングはできない。X100シリーズのような『ハイブリッドビューファインダー』を採用するのは、機能・デザインともカッコイイが、コストアップにつながりそうなので、実売価格と販売数をかんがえると厳しいような気がします。
FUJIFILM X70 希望仕様
ここまでの内容をまとめると、新しいFUJIFILM X70は?
ボディサイズ…X30と同等か小さい
センサーサイズ…1インチか、それに近いサイズ。
レンズ…単焦点 / 35mm(35ミリフィルム判換算)・ F値(1.4~2.8)
ファインダー…電子ビューファインダー
防塵防滴…あったら面白かも
と、以上のような仕様となりました。
発売時期は現在のところ未定ですが、『X-Pro2』の発売が2016年春頃をめざしているので、早ければ今年の秋冬モデルとして『X70』が登場してくるかもしれません。